学部紹介〜東京大学 理科1類編〜 | 東進ハイスクール 川口校 大学受験の予備校・塾|埼玉県

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2021年 6月 7日 学部紹介〜東京大学 理科1類編〜

皆さんこんにちは。担任助手の徐です。先週、大学で中間試験があり、今期はもうキャンパスに行く機会がないと思うとしみじみ思うものがありました。

さて今回は、東京大学の進振り制度についてご紹介したいと思います。東京大学の入試の特徴として、学部が決まっていないというものがあります。入学したら2年間は教養学部としてみんな一緒なんですね。では、どうやって自分の学部学科がきまるのかというと、それが進振りになります。

進振り、ざっくりいうと東大生同士で成績勝負です。1年生と2年生の前半の成績をならしたものを「進振り点」として、希望学部の上位者から順に割り振られます。これまでの進振りのデータは有志によって集められているので、それを元にしながら自分の目標点数を目指すことになります。いわゆる「楽単」を集めまくった結果、点数が足りずに留年…というパターンもあるので、注意が必要です。

ここで、東大の成績について紹介したいと思います。成績は100点満点で(当たり前か)、0~49点が不可(落単です)、50~64点が可、65~79点が良、80~89点が優、90~100点が優上となっています。なんだかわかりにくいですね。しかも、他大学でよく使っている(らしい)GPAがないので、ついていけなくなります。

もう一つ、成績について紹介したいことがあります。それは、「優3割規定」というものです。東大の成績は頑張れば誰でも満点が取れるようにはできていません。全体の受講者のうち、最高でも3割しか優ないし優上を取ることができません(付け加えると優上は全体で1割までと決まっています)。そのため、東大生による熱い点数争いが繰り広げられているわけです。

進振りは学部によっても必要な点数が変わってきます。わかりやすい例だと、医学部医学科があげられます。理科3類から医学科を目指そうとすると必要な点数は60点ぐらいで済みますが、それ以外の軽いからだと90点以上必要になります。だからこそ、理3=医学部みたいなイメージがついているわけです。

こんなところでしょうか。学期ごとに自分の成績を確認して、いきたい学部に行くためにどれぐらい点数を取らないといけないのか、PDCAを回しています。高校生の皆さんも来たる全国統一高校生テストで自分の立ち位置をチェックして、志望校合格のためのロードマップを再確認しよう!!

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